文明が進歩していることを発見した12の事実

現代は進歩したから、子供は平等に財産を相続する事も出来る。昔のひとは愚かだったから、長男だけが相続し、せっかく育てた子供達を野垂れ死にさせる仕組みをつくった。

現代は進歩したから戦争を終わらせるために本気で殺し合う。昔のひとは野蛮だったから、戦争そのものを長く楽しむため、ときの声をあげて威嚇しあったりしてできるだけ戦争を終わらせないように戦う。代表者だけ戦う一騎打ちなんてネバーエンドな戦いかたも発明もした。

現代は進歩したから組織のリーダーは実力で決めようとしてリーダー同士の争いが起こる。昔のひとは愚かだったから、リーダーは世襲で決めることにして後継者を巡る組織の混乱を防いだつもりが兄弟同士の殺し合いに国民が巻き込まれたりした。

現代は進歩したから、世襲する自分の後継者に自分の血を受け継いだ子供を選ぶ事が出来る。昔のひとは愚かで子供が出来る仕組みを理解していなかったから、世襲する自分の後継者にまったく血のつながりのない子供を選んだりした。

現代は進歩したから、自分たちのリーダーも同じ人間だからと尊敬しないし、厳しく欠点を指摘して引きずりおろす。昔のひとは愚かだったから、リーダーと決めた人間は無条件に敬うことにしてもりたてて、明白な欠点に目を瞑り国を滅ぼしたりした。

現代は進歩したから、民主主義で話し合い、だれもが正しいと思わない結論で国を動かす。昔のひとは愚かだったから独裁者が正しいと思った結論が明らかにおかしくてもみんなで正しいと思い込むことで満足した。

現代は進歩したから、神を信じないかわりに、この世界は自由と平等と博愛で動かすべきだと信じる。昔のひとは愚かだったから、自由、平等、博愛なんかでなく、あの世での平等な裁きと楽園を信じ、現実と向き合うことを避けた。

現代は進歩したから、親も子供もそれぞれ自立した平等な個人である。だから、親は子供も個人として尊重するし、成長した子供は親と対等な関係を築ける。昔のひとは野蛮だったから、子供は親の所有物だった。だから成長した子供は親を殺すことでしか一人前になれなかったし、そもそも子供が成人するころにはたいてい親は死んでいた。

現代は進歩したから、すべての人間は平等であり、身分制度はないと子供に嘘を教えるからドロップアウトした子供は鬱病になるだけで済む。昔のひとは愚かだったから、身分制度はちゃんと情報公開して、子供には分をわきまえるということを教えるから、反発心を育ててドロップアウトした子供は反体制の命がけの戦いに身を投じざるを得なかった。

現代のギャンブラーは進歩的だから、不正を嫌いカウンティングなどデータに基づく必勝法を確立した。昔のギャンブラーは愚かだったから、賭け事とは八百長をするのが当たり前で自分だけは勝てると信じて不正に手を染め、ときに命を落とした。

現代のオタクは進歩的だから、見た目オシャレだし、彼女もいるし、友達も多い。昔のオタクは愚かだったから服を買いにいく服を持たず、友達もつくらない。好きな趣味がいやになるまでお金を使い、気が付けば30歳になっても童貞、なぜか世間を恨んだりする。


お前らが認められない現代に生きているからといって、現代社会が昔よりも歪んでいるはずと思っているとしたら大間違いですね。

ぶっちゃけ昔っていつのことだよと思いながら適当に書いたので許して下さい。

参考:文明が退化していることを発見した12の事実